バンパニア

作品作ってたんだが、隠されて、途中のまんま。
戦争パロ。
…は後で←

今回は、バンパニアの続き。

「…あのさぁ。」
「?」
「なんで、俺が、パートナーに?」
「…知らん」
「神童さん…」

天馬…。


愛しいから、袖をつかむ。
見開いた目。
嗚呼、好き。

「お腹すいた…よ。」

 体の芯まで、食べてくれ。


           *

京「…っあああっ!」

俺は、非常に後悔してる。
倉間さんにした俺の行動。
…うぅ。

倉「いきなりどうした…キメェ」
俺が読んでた本をひったくったこの人こそ、悩まされてる張本人。
てか、返してください。

倉「まてよ。今、良いとこだから…」
京「え、どこよんでるんですか?」
倉「むーりー!見せるかよバカ!」
京「ひどいです、よぉぉ!?」
 ドサァ

倉・京「…っ」
バランスを崩した。目を開けると、なぜか倉間さん。
床…そして、俺の手の位置…。

 かなりやばい状態。
喧嘩の原因の本も、1mくらい飛んでるし。

倉「どけよ」
京「すいません」

あっさり、体制を戻す。
ヤラシイ事できないし、考えてもない。

ため息。
倉間さんはソソクサと本を拾い、また読み始めた。
ため息。同時に笑声。

チラリと倉間さんを除く。

京(あんなことされてんのに、平気だなぁ…)

?「倉間ぁぁぁぁあああああああああああ!」
京「!?」
がっしゃぁーーん

窓から出てきた人。突進してきたと言う方が正しい。

ガラスの破片が刺さってるのに、平気ってどういう事だよ。

?「バンパニアは、痛みをあまり感じないんです。
 だから、貫通してても痛くないんです。」

いや、見せないでください…。右腕が、エグイ…。

ワカメのような髪で、茶色。倉間さんとまったく同じの格好。
…ということは。
京「天馬のパートナですか? 神童、さんとか言う。」
神「初めまして。」
礼儀正しい…。頭を下げるバンパニア、初めて見ました。
(倉間さん以外、会ってないけど)

倉「どうした?神童」
京「本、置きましょう」

舌うちが聞こえる。お客さんの前ですから…。
おかんか。俺は。

        ** + **

神「天馬に、怪我を負わせてしまった。」

しゃくりをあげる神童さん。

倉「どんなだよ。」
京「倉間さん、あきらめて本を置いてください。」
姿勢は良いが、どんなに引っ張っても手放すものかと、粘り強く本を譲らない。
神「腕の脈からと、頬から、血が…」
京「なぜ、ですか?」

たちまち熟していく神童さんを、気づかない倉間さん。
天然なんだよ、こんな時だけ…。
勘は良いのに。