蘭倉の日とホワイとデー

なぁ、倉間。

お前は気づきさえもしないよな。

南沢さんの話をしてるとき、お前、嬉しそうに話してる。

可愛そうな俺。

倉「んでよ…今度南沢さんにおごってもら…」

ピタッと声を止めて、心配そうに見つめてくる倉間。

気づくと、俺は泣いていた。

倉「どうした・・・・」

俺は、涙をふかない。
だって、今、南沢さんより、俺の心配をしてくれる。
こんなこと、無い。

嬉しい。

倉「おい…どうした!?どっか痛いのか!?言ってみろ!」

ワタワタオドオドしてる。

蘭「…胸。」
倉「?」
蘭「苦しい…」

倉「とりあえず、保健室行こう」


倉間の携帯が鳴る。
でも、倉間は俺の手を引き、一生懸命小さな足で俺の手を引く。
出ないのかと聞くと、
倉「まずはお前。
南沢さんからなら、後から謝ればいい。」

お仕置きが怖いけどとつぶやく倉間。

俺は、良からぬ予感をした。

それなら、  俺が。



プルルル…

南「…でねぇ。
クッソ…せっかく、お返しするために来たのに。」

南沢は、そのとき、イライラと心配が頭を襲っていた。



今日は、震災の日でもありました。
もう1年ですか…。
速く復興してほしいです。